斜面地の高いほうの道路にエントランスがあり、そこからエレベーターで下りてゆく構造になっていて、階によって住戸構成が大きく異なっています。さらに、エンドランスからの廊下は複雑に折れ曲がっており、Eさん宅玄関に到達するまでの延長距離は120メートルで、その間に18か所もの曲がり角がある、まるで迷路のような建物でした。この物件は3月末竣工予定でしたので、注意が必要です。さすがにEさんは建築家だけあって、施工中現場検査の重要性はよくわかっていましたので、私も呼ばれました。
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施工中現場検査には現場所長が立ち会ってくれたのですが、これほど複雑な設計の建築工事を成し遂げたことに頭が下がりました。が、検査を始めると、洗面室の排水管をなんと床のコンクリートの増し打ち部に半分埋め込んでしまっているのが見つかりました。設備配管をコンクリートに埋め込むのは論外です。漏水したときのメンテナンスもできないし、リフォーム時も大変なことになるからです。