〈人と人のつながりを生む住まい〉と〈住み続けられる住まい〉

2011.12.17

豊かな人間関係の基盤として、いろいろな年代の人々が共に住む環境がある。それは老後のためにもだが、成長期の子供にとってより意味のある住環境の条件のように思われる。子供は老人を通して生活文化を知り、人間の弱さや強さ、美しさや醜さを知り、そして死を知ることができるだろう。〈人と人のつながりを生む住まい〉に加えるもうひとつの課題として、〈住み続けられる住まい〉が挙げられる。社会的な問題として採り上げられる出来事や人々は、ときに人間のもっている本質を明らかなかたちで示すことがある。

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住むことについて老人がもっている最も強い要求についてはどうだろうか。それは住み慣れた住まいに住み続けたいという要求である。住むとは、生活の基地である住居を中心に、人と物のネットワークをつくりあげる営みであるといえよう。





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