金利が上がるとローンの返済負担が増えるから、これから買おうとする人なら金利上昇を想定した資金計画を組むことができる。金利アップで返済負担が重くなる分、購入予算を落として借入額を少なくし、返済負担が重くならないようにする、それも全期間固定金利型で、購入後に金利が上がっても返済額が増えないようにするなどの手を打っておけばリスクを回避できる。問題は、すでに買ってしまって現在ローンの返済を行っている人であり、売買契約をすませ、建物の引渡しを待っているという人だ。
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現在ローンを返済している人であっても、低金利時代に全期間固定金利型のローンを組んでいれば何の心配もない。たとえば、35年間の完全な固定金利型で、金利1.9%、2.0%という現在ではあり得ないローンを選択した人は、いまごろ自分の選択眼の正しさに快哉を叫んでいるかもしれない。しかし、現実には、多くの人が金利変動によって返済額が変わるローンを利用している。そうした金利タイプのローンだと、金利が上がれば、何年か後にはいっきょに返済額が増えることになる。住宅購入後に収入がアップしていて、多少の増額は十分に吸収できるという人ならいいが、そんな人ばかりではないだろう。最近は少しずつ賃金も上がりはじめているとはいえ、かつてほど増えるわけではないので、たいへん気がかりなところである。